トライセプスエクステンション方法解説

ダンベル・トライセプス・エクステンションは上腕三頭筋、つまり二の腕（上腕）の裏側の筋肉を鍛えるための筋力トレーニング種目です。

肘の関節だけを使う単関節種目なので、ベンチプレスやスクワット、懸垂などのように色々な筋肉をまとめて鍛える効果はありません。

しかしその分だけ、腕をピンポイントに鍛える効果は抜群です。

トライセプス・エクステンション：アニメーション

イメージをつかんで頂くために、まずはアニメーションでダンベル・トライセプス・エクステンションの動作を見ていただきましょう。

ダンベル・トライセプス・エクステンションは簡単に言うと、ベンチ腰掛けた姿勢で、肘を伸ばすことによってダンベルを高く持ち上げる、という感じの動作になります。

トライセプス・エクステンションステップ解説

それでは、腕立て伏せ（プッシュアップ）スの動作をステップ別に見ていきましょう。
 

トライセプス・エクステンション：準備

レーニングベンチなどに座って、鍛える方の腕でダンベルを持ちます。
そしてダンベルを持った腕を曲げて、肘を図のように高く持ち上げてください。

このとき、背筋はしっかり伸ばしておくようにします。

片手でダンベルを支えるとフラフラしやすいので、反対側の手を肘にそえて固定しておくといいでしょう。
 

トライセプス・エクステンション：ダンベルを上げる

体勢が整ったら、いよいよ肘を伸ばす（エクステンション）します。

この時の注意点は、鍛える方の腕の肘を動かさないということです。

肘を支点に、ダンベルを持った手の先で弧を描くようにして持ち上げていってください。

トライセプス・エクステンション：ダンベルを下ろす

ダンベルを下ろすときも、やっぱり肘は動かしません。

持ち上げた時と同じ軌道で、フィルムを逆回しするかのようにややゆっくりとダンベルを下ろしていってください。

スタート・ポジションまでダンベルが戻ったら、1回（1レップ動作を繰り返す回数のこと。 ）のトライセプス・エクステンションが完了です。
あとは筋肉がほどよく疲れるまで、力を抜かずに上下運動を繰り返します。

さて、次のページからはダンベル・トライセプス・エクステンションを行う場合の注意点やコツなどについて、さらに詳しく見ていきましょう。