筋トレセット間の休憩時間1

筋力トレーニングの基礎

セット間の休憩時間

筋力トレーニングを行うとき、
「30kgで10回、3セット」
という風に、重量やレップ動作を繰り返す回数のこと。 数、セット数を数字で管理している一方、セット間のインターバル運動中に取る休憩時間のこと。 の長さに関しては割と「一息ついたら」のような感じでテキトーに行っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、筋力トレーニングは休憩時間の長さによって、その効果が変わるものであることを知っておいてください。

筋肉をつくる筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。の性質

人間の筋肉は、筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。と呼ばれる細い繊維が束になって出来ています。
細い糸を編んで作られている太いロープのような構造です。

筋肉と筋繊維の構造

そして筋肉を作っている筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。は、脳から「力を入れろ!」という指示があると、その一本一本がそれぞれ収縮します。

仮に一つの筋肉が100本の筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。で出来ていたとすると、100本の共同作業で力仕事をしているようなものです。

しかし、この100本の筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。たちの一本一本はあまり融通が利かない性格で、
・全力で収縮する!
・何もせずに休む
という2つのうちのどちらかしか行えません。

筋肉は100%力を出すか、休んでいる

つまり力の度合いは0か100かのどちらかで、「半分の力で働く」というようなことは出来ないわけです。

それなら我々が「力加減」を調節するときはどうするのかというと、一部の筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。はサボっているのです。

50%の筋力を出すときは、
10本のうち5本がフルパワーで収縮して、残りの50本は何もしない。

筋肉が50%の力を発揮しているとき

30%の筋力を出すときは、
10本のうち3本がフルパワーで収縮して、残りの70本は何もしない。

筋肉が30%の力を発揮しているとき

このような仕組みで、筋力は調整されているという事です。

休憩時間を取りすぎると?

人間は自分の意思で100%の筋力を発揮することは、まず無理だと言われています。
(詳しくは『肉体改造研究所(筋トレ&ダイエット)』『催眠・暗示・感情と筋力の関係』を参照)

だから筋力トレーニングで力いっぱい動作を行っているつもりでも、常に筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。の一部はサボっていると言っていいでしょう。

1セット目:筋肉の一部はサボっている

しかし、ある程度筋肉が疲れた状態でさらに筋トレを行えば、疲労して力を失った「働き者の筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。」に代わって、休んでいた「怠け者の筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。」も働かざるを得なくなります。

2セット目:休んでいた筋肉が動き出す

サボりがちな筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。にとっては迷惑な話かもしれませんが、これを利用することで多くの筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。に刺激を与えれば、筋肉の成長を早めることが出来るのです。

逆に休憩を取りすぎると、それまでに疲れていた筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。が復活してまた働き、サボっていた筋繊維筋肉を構成している組織(筋組織)を形づくっている繊維状の細胞組織。はそのままサボり状態を維持・・・ということになりかねません。

とはいえ、あまりに休憩時間が短いと息が続かなかったり集中力が保てなくなりますから、筋トレを効率的に行うには、短すぎず、かつ長すぎない休憩時間を設定していく必要があります。

休憩時間の具体的な長さについては、次のページで詳しく説明していくことにしましょう。

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