トライセプスエクステンション詳細解説3

引き続き『トライセプス・エクステンション方法解説』で説明した各ステップについての詳細解説です。

前回に続いて、ダンベルを下ろしたボトム・ポジションまでの動作を詳しく解説しましょう。

呼吸と動作の速度

ダンベルを持ち上げた状態ではほぼ息を吐き切っていると思いますので、今度は逆にゆっくりと息を吸いながらダンベルを下ろして行きます。

ダンベルを持ち上げる時と同じように肘を動かさず、前腕（肘から先）の部分だけを曲げるようにしてボトム・ポジションに戻る動作です。

動作の速度については、持ち上げる時よりもややゆっくり行うようにしましょう。

ダンベル・トライセプス・エクステンションはストレッチ種目と呼ばれるタイプの筋トレ種目で、下ろす動作を丁寧に行うことで特に筋肥大効果が高いと言われています。

ボトム・ポジションの姿勢

ボトム・ポジションは、ダンベルを持ち上げる前のスタート・ポジションと同じです。

ボトムポジションまでダンベルが戻ったら、動作を止めることなく、すぐにまたダンベルを持ち上げる動作にを開始します。

連続して何レップ動作を繰り返す回数のこと。 も動作を行う場合は、中途半端な位置でダンベルを止めたりせず、ダンベルを深く下げるようにして、上腕三頭筋をストレッチしましょう。

ただし、柔軟性に不安がある場合は、無理をして肘を高く上げたり深く曲げる必要はありません。

特にインピンジメント症候群の前歴がある人は、再発の危険があるので十分に気をつけてください。

肘を浅く曲げただけで肩や肘に痛みがある場合は、ダンベル・トライセプス・エクステンションではなく他の種目で上腕三頭筋を鍛えましょう。

セットの終了

上下運動を繰り返して、上腕二頭筋がほどよく疲労したら、１セットのダンベル・トライセプス・エクステンションが終了！ということになります。

セットを終了するときは、一度ダンベルを肩の上に乗せるようにして、そこから両手で下ろすようにすると安全です。

重いダンベルを使う場合は、すぐ近くにベンチなどを用意しておいて、その上にダンベルを下ろすようにするといいでしょう。